「アイアンマン」「ウォンテッド」「レッドクリフ」。
どれもおもしろかった。
こうやって並べてみると観る映画の種類が変わってきたなあと思う。
芝居に携わっている人たちは映画好きが多いので、酒の席では必ず「好きな映画はなに?」という話題になる。
当時一番好きだった映画と言えば「バック・トゥ・ザ・フューチャー」だったけれど、そんなことを言おうものなら鼻で笑われていた。
初めてラジオドラマの仕事をした時は、ディレクターから「映画はよく観る?」と聞かれ、喜んでインディー・ジョーンズやロボコップの話をしたら、ディレクターはしばらく黙っていて、そのあと「ヨーロッパ系のは?」と言った。
「ヨーロッパの映画は日本で観られるんですか?」
と思わず聞き返したくなったが、ぐっとこらえ、今度は僕が黙ってしまった。
そんな苦い経験から、半ば自分の身を守るようにヨーロッパや単館の映画を観た。
面白いのもあったしわからないのもあった。
映画の話題になると、よし来い!と言わんばかりに気合いを入れて、自分なりの拙い批評を用意して機を伺うのだが、そのたびに自分の知らないタイトルや人の名前が出てきて、結局いつも黙ってしまっていた。
芝居を観る時もそうで、あとで感想聞かれた時のために賢そうな批評を用意していた。
そんな恥をかかないための見方に嫌気がさしたのか、段々と好きなものしか観ないようになった。
見方も変わってきて、昔は「あそこがだめだった」とか欠点ばかりに目がいっていたのが「あそこがよかった」になってきた。
だから今は心底映画を楽しめる。
それにしても大味の映画ばかり…。
いま楽しみにしているのは「トランスフォーマー2」だ。
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